母・娘カプセル
この関係から脱出するためには自らのエロスを異性へと向けると有効である。しかし、全ての娘たち全員がスムーズに母離れ・家離れできるわけではない。
母親の固執から離れたとたん大きな寂しさを抱えるケースも多い。性欲が食欲へと転換することによって過食へとつながる。
この「母・娘カプセル」関係は、先ほど引用したインタヴューの摂食障害の問題を持つ人々にもしばしば共通する部分である。
Aさんも小さいころに食べ物をまったく食べなかったが、これを母親に告げることができなかったのはAさんの母親が男女平等なリベラルな教育を行っていたためである。
Aさんは「小さく、女の子らしくあって」好きな男の子に好かれたいという願望と、その行為によって母親の理念を裏切るという考えの間で葛藤を起こしていた。また、Fさんも母親の体型における過度な干渉がもとで摂食障害を引き起こした。